しごとのこと 日々思うこと 着物のこと

これからのtawaraya

投稿日:2017年7月22日 更新日:


通常営業をやめてどうやってお店を営業するの?
tawaraya名山は無くなるの?
お話するのが楽しみだったのに残念だわ。

ご心配してくださる方からいろんなお声いただいております。
こんな小さなお店を気にかけていただき本当に嬉しいです。
いつもありがとうございます。
企画展時とご予約をいただいたときに営業する形ですが
レトロフトの地下のお部屋も一つの拠点としてお借りしていく予定です。

正直にお話すると、もっと誰かのために役に立つ仕事をしたいと思っています。
そして、このまま待つ商売を続けて行くのは難しいとも思っています。
今は売上もあって生きていけるけど、これから先どうなっていくのか。
毎日必要な生鮮食品を扱っているのではないので
着物屋なんて毎日行く場所ではありません。
お客様が来られない時間にお店にいる時間がもったい無い、
そう思ったのがご予約制にする一番の理由です。
お店で待っているだけで時給が発生すればいいのですが、
当たり前ですが自営業はそういうわけにはいきません。
別の用事をしながら営業できたら一番いいのですが、
営業中は外出も難しく、無駄な時間を過ごす、
これが一番自分に対して罪悪感でいっぱいになってしまいます。

また、これから先、物作りをしない、仕入れたものを販売する小さな小売店が営業し続けることは
とても難しい時代になると感じています。
私たちも電化製品や消耗品をネットで購入することがよくあります。
とても便利だし、なんでも手に入るし、販売価格が安い。
メーカーさんや問屋さんだったらその価格での販売ができるけれど
仕入れをしている私たちのような小さな店ではその価格でのご提供はとても難しいです。
そしてネットショップの値段を知ってしまうとお客様に損をさせてしまう気がして
同じものの販売はしにくくなくなります。
結果、お取り扱いする商品が少なくなる、という負のスパイラル。

いっそのことスッキリ閉店することも考えたのですが、
これからもお客様と繋がっていたいし、
もっと人の役に立つことがしたい。
このお仕事を細くでも永く続けて行くためにどうしたらいいか考えました。
見ていただきたいと思った商品の企画展は開催する、
そしてご連絡くださったお客様の都合に合わせてお店を開けてお仕事をいただく、
この形だったら続けられるのではないかそう考えた次第です。

着物販売以外のお仕事も少しずつ増えてきました。
夫は地域のデザイン仕事や竹林の整備だったり、
私は着物の着付けやレンタルだったり。
先日はお客様のお宅へ伺ってお祝いのお返しのプレゼント用に草木染めストールを作るお手伝いをして参りました。
美山にあるススキやヨモギ、葛などの草木、
最後は冷蔵庫のワインや紫蘇ジュースまで使ってカラフルに染める楽しい日。
表には見えませんが、呉服屋さんはお得意様に対して何でも屋さんのような仕事もしています。

着物のサイズ直しや丸洗いなどのご相談や納品などの
お仕事はちょこちょこお声かけ頂いているので意外と名山の店舗にいたりします。
ワガママの塊のようなお店で大変ご不便をおかけいたしますが
こんなことお願いしてもいいのかしら?というお電話も
今日着物で出かけてきたのよってご報告のお電話も大歓迎です。
気兼ねなく、本当にいつでもお電話下さいませ。





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