しごとのこと 着物のこと

「陸王」の役所さんみたいに「じゃどうしろってんだ」って言いたくなります。

投稿日:2018年1月20日 更新日:

f:id:ayarawat:20171231054508j:plain

 

学生のころから、

 

テスト前にはまず部屋の掃除をして

 

部屋の掃除をしてから、机の上を片付け、掃除して、

 

それをしだすと、いつもは手をつけない場所まで雑巾とかで拭きだして。

 

そうしていざ勉強となると眠くなって、明日こそはやろうと思い就寝する。

 

大掃除とはいかないまでも、荷物の整理をしながらそんなことを思い出した。

 

なかなか私は変わらない。

 

今すぐ取りかからないといけないときに、すぐそっちに行けないタイプです。

 

ビジネス書とかに出てくる「デキル経営者」は、

 

今すぐやる!とか、成功するまでやり続ける!というイメージ。

 

自分はそんな人に憧れながら、今すぐやれない、成功するまでやり続けられない。

 

しかも、勝負に出れない。熟考して熟考して機会を逃すタイプです。

 

ビジネス書を読むと、その瞬間だけ「よし、やるぞっ!」ってなりますが、

 

まぁ変わらない。

 

変わらないから生活環境を変えたりする。(TVを無くすとか、店を営業しないとか。)

 

当たり前にあったものを無くすことで、

 

環境が変わり、自分が変わらざるを得ない。

 

私たちのような店舗を構えない着物屋は、

 

何十年と、細く長く続けることだけ考えると

 

今の状況のままでいい、と思っています。

 

私たちのような小さいところは、

 

大きく挑戦すると、失敗したとき一発退場です。

 

失敗できないと思うと、進めませんが

 

進まない営業でもいいのでは、と思うようになりました。

 

時代のスピードとか、これからの時代を考えることとかどうでもいい

 

そんな世界にただ居る。

 

 

頑張って居続けようとすると、その無理をお客様に強いるようになる。

 

その「頑張り」で経済が回ってきたし、無理のおかげで強くなれたし、

 

私たちも今まで生きてこれた。

 

とも思うのですが、

 

その典型のような呉服業界ですが、

 

そこから離れた営業の仕方が私たちの居る世界です。

 

まだ居ることが決まったわけでなく、居ることができるのか?な世界です。

 

最近、メルカリというフリマアプリですかね、利用するようになりました。

 

まぁすごい便利です。不要なものを売って、断捨離などにオススメです。

 

出品しやすいように設計されてるんですよね。

 

 

スマホで簡単に出品できるように。めんどくさくなく出品できます。

 

そして、そこで不要なものを売って得られたお金は、一度メルカリ内に留まるんです。

 

そこがすごい。

 

そして、そのお金をメルカリ内で使っちゃうんですね。まだ使ったことないんですが。

 

不要なものを売って、必要なものを安く買う。

 

現金として引き出さない。メルカリ内に置いておく。

 

すると、メルカリという会社は銀行のようなお金が溜まるところになって、

 

その中で売買が行われてて、メルカリの外にはお金は出ていかない。

 

ただメルカリのアプリを利用する人が増えるだけで、

 

メルカリにはお金が増えていくようにできてる。

 

すごい、メルカリ。

 

似たようなヤフオク!というサービスが前々からあったのに。

 

こんなシステム作るってすごいメルカリ。

 

こんな状況を見ていると、私たちの商売はB to Cと言われるサービスですが、

 

メルカリを見ていると、C to Cです。消費者と消費者が売買を行う。

 

ものを販売するという行為は、テクノロジーの力のおかげで、

 

とても簡単なものになったんだなと痛感するわけです。

 

ある意味、誰でもできるようになってます。

 

ものを販売する、この世界には一般消費者も入りやすくなった。

 

ハンドメイド系の方々も、Creemaiichiというサイトを利用して販売できる。

 

BASEを利用すれば誰でもネットで販売できる。

 

決済サービスは楽天ペイAirregiSquareを利用すれば、

 

クレジットカード決済導入も手軽にできる。

 

自分で商品を作ることも以前よりは手軽になったと思う。

 

オリジナル商品、OEM仕入れも簡単になってる。

 

ものを販売する、これだけでは小売メインの私たちは

 

存在できなくなりました。

 

そして知識などは時間をかければネットサーフィンで得ることが可能です。

 

好きが知識を増やしてくれて、プロになっていくのでは。と思っています。

 

私たちのような小売も含め、流通、仲介するものが淘汰されていく。

 

自動運転やAIとかが宅急便のお兄さんを淘汰し、

 

無人レジがスーパーのレジ打ちバイトを淘汰し、

 

無人コンビニを積んだ大型トラックが、もちろん無人で自動運転で

 

各地域を巡回しながら、短時間停車して、そこで買い物ができるように

 

なったりして、そうなったら固定された大型スーパーが淘汰されたりして。

 

そこにはやはりセブンイレブンのような企業が強そうだなぁ。

 

、、と脱線しましたが。

 

最終的に、ものを作っている人が消費者に直接販売する。

 

そのためのテクノロジーはもう十分整っているけど、もっと簡単になるはず。

 

消費者は目利きになって、作ってる人から買う。買うべきだ。

 

目利きになるには、そのことを勉強するとか。時間をかけて知識を得る。

 

消費する頻度も増やしたり、目利きだと思われる人をフォローして情報収集したり。

 

私たちは目利きの部分で優位に立てないと、利用価値無くなるのかな。

 

総合問屋と言われる多くの呉服商材を扱う大きな問屋さんは、

 

私たちのような小売店に卸販売しながら、

 

ネットの力を使って消費者に販売した方がいい。

 

中間業者である私たちを飛び越えれば、

 

消費者は安く購入できてメリットで、

 

問屋は小売店に売る値段で販売できれば利益はあるので安くしても全く問題ない。

 

というわけで、私たちから買うことが損になる時代はもう始まっている。

 

もう、どうしよう。。。

 

着物の勉強は、ハマればハマるほど、誰でも可能な状況です。

 

知識はどんどん増やせます。わかりやすい本もあれば、

 

ネットで手に入る情報も取捨選択していけば自分なりの答えが出ます。

 

今でも私たちより詳しい消費者の方々はたくさんいらっしゃいます。

 

プロを超える人たちは「好き」という動機でどんどん出てきます。

 

昔の人は、生活のそばにあったから勉強する必要なく知ることができた。

 

だから意地悪な言い方をすると、皆が知識をつけさえすればいいんです。

 

みんなが知識があった昔は、着物という「もの」が少なかった。

 

反物が手に入らない。帯が手に入らない。足りない「もの」が多かった。

 

だから着物屋は必要だったんじゃないか。

 

今は、「もの」はピンからキリまで溢れてる。

 

一般消費者の知識が足りない。

 

知識をつければ着物屋はいらないはず。

 

そんな世界がもう出来上がってて、そこがとても面白いのです。

 

この流れが進んでいくことで無くなってしまうものが

 

あることは仕方ないよなぁ、と思うタイプです。

 

私たちがTVを無くしたことで生活環境が変わったように、

 

先に着物屋が無くなれば、何かが変わる。

 

そんなこと言う程の影響力は全くありませんが、

 

私たちは「ただ、ものを販売する」を辞めました。

 

いつでも相談できる、いつでも会える便利な人を辞めました。

 

会うには億劫な人になります。

 

なんて不便なんだと感じさせてしまったらすみません。

 

でも、着物って不便ですから。

 

私は、不便を敢えて選ぶ人と、おそらく仲良くなれると思います。

 

多分、大好きで最近毎日チェックしているメルカリ とは真逆の場所に居ます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 





-しごとのこと, 着物のこと

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

これで平常運転

  台風がくるって言うと、すこしだけ嬉しい。 皆が動けなくなって止まるから。 学生の頃の、休校になる喜びと同じような。 予定していたことがキャンセルになって困るけど、 自分だけじゃなくて、ほ …

手紙を書く

    手紙を書き、切手を貼り、ポストへ投函して、   返事をまつ。   来るかこないかも分からず過ごし、   読まれたか、読まれてないかも分からない …

no image

腐って悟りに入るとカッコ悪いことは知っている。

  誰かのブログを見ていたら、   なんだか自分の文章力の無さが目について、   最近は見れなくなりました。   そして、ブログのお引越しを考えたのですが、 & …

tawarayaから竹取食堂休庵へ

  六畳の普通の和室と隣接して作ったウッドデッキを使って   なんと7年以上お店を続けてきました。   そんな美山の空間を、今度は私の弟が使って商売を始めることに。 &n …

no image

私という着物屋は偏っている。

私が思っていた「良い着物屋」とは何だったのか?   ・「欲しい人に欲しいものをちゃんと届ける」 ・ 下品なことをしてはならない。 ・ 着物にふさわしい人になろう。 ・ この人から買ってよかったと思われ …