ダイエーブログ。

日々思うこと
記事内に広告が含まれています。

 

香港旅行のことを書こうと思ってはいるんです。

 

しかし、わたしはダイエーに行ってきました。

 

 

なぜダイエーに行ったのか?話せば長くなるので割愛しますが、ダイエーに行ったのです。

 

鹿児島市内のダイエーです。鴨池ダイエーの方です。アミュの方じゃありません。

 

鹿児島で「ダイエー」といえば、鴨池店の方です。わたしだけかもしれませんが。

 

でも、実は、もうダイエーじゃないんです。イオンなんです。

 

だから「イオンの看板を付けたダイエー」だと思っています。

 

もうここまでで、8回くらい「ダイエー」と言っておりますが、

 

そのくらい「ダイエー鴨池店」には人々を惹きつける力があったのです。

 

 

小さい頃、ダイエーに行くとなると、ワクワクやときめきに触れられる気がして、喜んで行ったものです。

 

2階にはゲームコーナーがあったり、おもちゃ屋さんは1階だったかな。文具店もあったね。

 

フライドポテトやソフトクリームが売ってるのは1階だったよね。あらら、結構忘れてしまってるな。

 

 

エスカレーター周りにキューブ型のベンチが置いてあって、みんなそこでソフトクリームとか食べてたね。

 

「ダイエーに行く」という行為が、実はものすごいエンタメだったんだろうなぁと思うんです。

 

そんなダイエーがエンタメじゃなくなって、いつの間にかイオンになって。

 

どこにでもあるお店が入ってるだけの、ただのスーパーになってしまったような。

 

いや、特に変わってないはずなんだけど。変わったのはわたしたちで。

 

ダイエーがエンタメじゃなくなったってことは、

 

小売、ものを買うこと、ショッピングがエンタメじゃなくなったんじゃないか。

 

必要なものとして、ものを買う。消耗品として、ものを買う。

 

「こんなものが売ってるんだ〜♪」「手に入れることができるの〜?!」「うぅ〜っ、いつか欲しいっ!!」

 

という欲求とか、買えない悔しさとか、買える人が羨ましいとか。

 

ショッピングにまつわるエンタメがたくさんあった良き時代を懐かしく思います。小さい頃の話です。

 

 

わたしたちtawarayaがこの度お店を閉めることにも関係するのですが、

 

小売店がエンタメだったからお店を営業できていたんですね。

 

それが、エンタメではなくなった。(と、わたしたちが感じてしまったということです。)

 

営業を始めた当初は、鹿児島では手に入りにくいものを中央からセレクトして持ってきて販売することも

 

エンタメでした。ワクワクがあった。「こんな面白いものを販売できたらお客さん喜ぶだろうなぁ」って。

 

次第に情報の流通が早くなっていって、中央で面白いものが、鹿児島でも簡単に情報が手に入って、

 

ネットショップのおかげでいつでも誰でも手に入れられるようになって。

 

「これ福岡のあそこで売ってたよね〜」とか、「前に東京のあそこでこれ見たなぁ」とか。

 

LCCのおかげで長距離移動が気軽にできて、宿も安くでいろいろと探せる、探しやすい環境が整って。

 

民族大移動ですよ!(ちがうか) 世界が近くなって狭くなって。

 

 

誰でも何処へでも行けるような環境にどんどんなっていきました。これからももっと進むんでしょう。

 

するとまず、「あそこで売ってるならわたしたちが扱わなくていいよね」と、

 

売り手であるわたしたちが先に冷めてしまう状況になりました。

 

お客さんにエンタメを提供したい欲望があるわたしたちが、

 

小売店を続けていても、お客さんにエンタメ提供できないじゃん。という思考になってしまいました。

 

 

前に書いたのですが、

 

わたしは「石橋を叩いて渡る、叩きまくって、いや、叩いても渡らない。それより面白いこと探そう」タイプです。

 

「小売がエンタメじゃなくなった。」←こんな考えになったのも3年ほど前からですから、

 

その間、ずーっと叩いてたんです石橋。

 

で、今回、渡ることにしましたけど。

 

なぜ渡ることになったのか。妻の力が大きいですが、前に書いたとおり、

 

妻は「石橋を叩かず渡る、いや、石橋じゃなくて氷の橋だったの?溶けてたら危なかった〜」タイプなもので

 

次に選んだ道が「氷の橋」の可能性は十分にあるのです。

 

それでも妻とならなんとかなる、と思える。

 

ミラクルとかいろいろ。想定外を楽しめるようになることが

 

次のミッションでもあり、わたしが本当に楽しみたいと思える未来です。

 

先が見えてしまう未来がつまらなくなってしまったところもあります。

 

明日どうなるかわからない。

 

まさにわたしたちが小売店で独立した時のような、明日売れないと支払いできない。。。

 

そんな環境にいたほうが楽しいんですかね。

 

Mなんですかね、SかMかで言うと。Sだと思ってたんですけどね。

 

安定だけ求めて走ってきたんだけどなぁ。安定が見えちゃったらつまらなくなっちゃった。

 

まさかそんな人間だと自分でも思ってなかった。つまり、自分も信用できない。

こんなわたしたちですが、見ててオモシロイと思われるような人生にしたいなぁと思っています。

お店を閉める理由は、改めて書くつもりです。

ちゃんとまとめて。(3年くらい仮説、検証を繰り返してきたんで)

誰かのエンタメでありたい。それがわたしたちの楽しみ。今のところは、ですが。

 

今日、ダイエーに行ってみて。すっかり変わってしまってるんですよ。

 

イオンになっていて。すこしさびしい気がして。

 

変わることが当たり前だって常に思ってるんですけどね。

 

自分が消費者側の立場になったとき、ダイエーが変わってしまったことを淋しく感じる、

 

なんて自分勝手野郎なんだヒロシ。変わることを淋しくなんか思うなよ、と思いながら。矛盾は良い傾向です。

 

変わらないで在り続けること、も良し悪し。

 

変わり続けることも良し悪し。

 

わたしたちは変わり続ける。 わたしたちで在ればいい。

 

最近わたしもInstagramを見るんですが、上がってくる写真は価値のあるものばかり。

 

オシャレなもの、空間、人、場所。で溢れてる。

 

溢れてるから、真逆を切り取りたくなる。天邪鬼ヒロシ全開です。

 

ひと昔まえに価値があったものは、今はフォーカスされていないもの。

 

そんなものをInstagramにあげてみる。それもオモシロイなと思ったりします。

 

ダイエーはそんなテーマにちょうど良い場所でもありました。

 

ダイエー。なんてことはなく、ただ町にあるだけ。

 

いつも歩いている道も、通学路や通勤で通る道も、

 

景色が変わるし、いつの間にか全く変わってしまうもの。

 

なくなってしまったとき、当たり前にあると思ってたのに、あるつもりだったのに、ない。

 

小さい頃、歩いていた道を今大人になって切り取ったり、

 

今切り取っておいて、5年後に見返してみたり。

 

 

誰かが「これ、価値ですよ〜!」と旗を立てたものをシェアするのも楽しいけど、

 

たまにはそうじゃなくて。

 

誰かの「これ、価値ですよ〜!」を確認しに行くんじゃなくて。

 

 

自分のまわり、自分だけの価値を拾い集める。

 

そんな視点で拾い集められる何かもあっていい。

 

誰かに見せる必要ないけど、ダイエーは鹿児島を知るいろんな人に知ってほしいなと思って載せました。

 

ダイエー、深いわぁ〜(うすっぺらさがバレる)

 

コメント

  1. kazuminn.u より:

    「ダイエー」のフレーズが20回。
    今度、イオンになったダイエーに行って、あそこのイスでソフトクリーム食べてみます。
    懐かしいなぁ

    • tawaraya より:

      20回ありましたかっ。言い過ぎました、ダイエー。この間行ったとき、あそこのイスが無かったような、そしてソフトクリーム屋さんもなかったような、レディースの洋服屋さんになっていたような、ちゃんと確認してないんですけど。ぜひダイエー行ってくださいね!