こんにちは。ヒロシです。昨日6/12は第4回目の「着物相談所」の日でした。
おかげさまでお客様は2名ほどでしたが、お着物のお仕立てのお仕事を頂いたり有意義な時間を過ごせました。ありがとうございます。お客様がお持ちの反物をお仕立てする、というのも引き受けさせて頂いてますのでよろしくお願いしますー!
さて、昨日の「着物相談所」では父が家におったので、父に色々とお客様への提案をお願いして。嬉しそうに父がお客様へ話している姿を見ながら「やっぱ着物が好きなんだな〜」と感じたところです。そのあとの父が機嫌よく私に昔話(自慢話)をしてくるので、何十回と聞いたことで飽き飽きしてましたが「文章に起こしてみるとおもしろいかな」と思い、今回ブログに書いてみることにしました。
お客さんが雑誌の切り抜きを持ってきた
約25年ほど前のことだそうですが、お客様が着物雑誌の切り抜きを持って、「こんな振袖が作れないか」と相談に来たそうです。その着物雑誌の切り抜きがこちら↓
「つくれますよ」と答えた父は、そこから↓のようなものを書き写して
そしてそれを染め屋さんにFAXで送って、何度かやり取りをしたようで。染め屋さんから↓のFAXがこれ。
父はたぶんこれをお客様に見せながら、またお客様の要望を聞き、染め屋さんに連絡したんでしょう。
お客様の寸法も最初から決まっているので、それを想定した染付になったんでしょうね〜。白生地から染めを入れていく作業でお客様の着物を作るのは、本当にオリジナルな着物になるんだなぁ。そうして染め屋さんから送られてきたFAXがこちら↓
このFAXの絵でだいたい理解したんでしょうね〜。わたしはこの絵では不安になりそう。。こんなアナログなやり取りで京都と鹿児島を何度も往復して、出来上がった着物の写真がこちら↓
実際に振袖を着て撮られた写真。確かに着物雑誌の切り抜きと同じような雰囲気に仕上がってます!素晴らしい!しかも着物雑誌の切り抜きの着物は価格が載っており「二五〇万円」と記載されておりました。それをだいたい5分の1程度の価格まで抑えてつくったようです。
着物雑誌に載ってる着物は高いでしょうから、それに似た着物を作るとだいぶ安く仕上がるよ。
ということだそうです。父はこんなことができるよと自慢してきます。もしこんなお仕事がありましたら父に振りますので、その時はご相談ください〜。よろしくお願いいたします。
【次回の着物相談所】
2021/06/19(土)11:00-16:00
まりこが試しに八掛生地でエコバッグを作ってくれました↓生地は正絹なので光沢がありますがシワが取れない。シワを取ろうとするとお金がかかるから、もうそのまま販売しようかと思ってます。よければこんなものも見にお越しください。