今回一緒に旅した友人夫婦は結婚記念日が同じ。
学生の頃から仲良くしています。
わたしたち夫婦はおたがい人に頼ることが苦手です。
弱音をはいたり、感じた毒をそのまま吐き出したり、
それをしても許される人は夫だけなので
話をするのも、どこに行くのも夫といるのが一番楽しい。
こんなに価値観の合う人に会えて、10年一緒にいられたのは幸運でした。
いいなぁ〜この人好きだなぁと思う人はたくさんいるけれど、
約束とりつけてまで会いたいと思わない。
いつまでも幸せでいてねと願いながら
極論、夫さえいれば友達はいらないと思っていました。
今でも半分はそう思っています。
でも今回の旅は二人といることでとっても楽しかった。
この旅も声をかけられなかったらきっと行ってない場所だし、
美味しい食卓も、首都圏の運転も、宿で過ごす夜も
だれかと一緒にどこかへ行くことで、
違う景色になって、
人の価値観を通した考えを近くで感じることができました。
知らない遠い世界へ連れて行ってくれる彼の話はいつも頭のはしっこに残る。
どこにいてもちょうどいいタイミングでメールをくれて
世話を焼いてくれる母性溢れるお姉ちゃんのような彼女。
きっと彼女だったらわたしがどんな毒をはいても受け止めてくれるだろう。
「そうだった。友達と一緒にいるってこんなに楽しいんだった。」
と思い出してしまうのです。
変わらず友達でいてくださいとは言いません。
10年後、もっとずっと面白い大人になってまたこんな夜を過ごせたらいいな。
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