明日8/21(土)の着物相談所/お宮参り着

着物のこと
記事内に広告が含まれています。

こんにちは。ヒロシです。

鹿児島、コロナ感染者数増えましたね。驚いてます、兵庫県で暮らしてるのでこちらの方が多いですけど。まさか鹿児島が「まん延防止」とかに入っちゃうなんて。しかし関西の方が多いので、わたしも8月末で仕事を終えて鹿児島へ帰っても当分一人自宅待機しなきゃ。家族と会えるのはまだまだ先になってしまうなぁ(涙)

明日8/21(土)の着物相談所は両親がOPEN予定で準備してましたが、父が肺気腫なのでコロナには敏感に対応しておりまして。大々的にお店を開けたくないけど、着物の相談を受け入れられるよう準備はしております。11:00→16:00、美山でお待ちしております。7月末にお越しくださったお客様がいらっしゃいましたが、妹家族の帰省と重なって受け入れられず申し訳ないことをしてしまいました。3週間ほど経ってしまったのですが、明日受け入れられるよう準備しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、娘が6月に生まれて7月にお宮参りを済ませましたが、その際のお宮参り着は両親がプレゼントしてくれました。

着物だけ撮った写真がこちら↓(左が着物、右が襦袢)

この生地は、わたしたちの結納の時にまりこに結納品の1つとして渡していた白生地です。一反の白生地から、この着物と襦袢ができます。(宮参り着なら)2008年の結納から13年後、まさか宮参り着として変身するとは!!それを願っていたのは間違いないですが、その白生地を無地の着物として染めてもよかったんですけどね、そのまま持っていてここで活用できてよかったです。

白生地が眠ってたら、こんな感じで作れるので宮参り着を作ってみませんか?

着物の方は白生地のまま、紋だけ5つ入れてあります。襦袢の紫と同色の抜き紋です。この紋の色と襦袢の色を揃えるとお洒落です。この白生地は「みじん亀甲」と呼ばれる地紋起こしなんですが、地紋のある白生地の方が重厚感のある宮詣り着になりますね。そして白生地から作るので、紋の色も襦袢の色も自由に好きな色を選んで作ることができます。好きな色、決まった色、自分の色、自由に選べて困るんですけどね。

今回の色は《紫》を父が選びましたが、紫は現代では男女兼用で利用できるってことで選ばれますが、古代中国や律令時代の日本では、紫は高位を表す色とされ、皇族やそれに属する者にしか使用を許されなかったそうです。赤だと女性っぽくなるし、青だと男性っぽくなる。まぁ、赤でメンズでもいいし青でレディスでもいいんですけどね。(↑上の画像の紐飾り部分も紫の糸で刺繍してますね)

しかしお宮参りって大変なイベントだったなぁと経験してわかりましたので、お着物で写真を撮る人たちって本当スゴイ。みんなの協力と天候と赤ん坊の機嫌と、色々な条件が揃って初めて撮れる写真ですね。まぁ、大人の都合に振り回される赤ん坊が可哀想でしたが、節目節目の祝い事を目標に育てることも大事だなと思ったり。また、うちの子もNICUに入ったりして産後直後から大変な思いをしたので、本当に生まれて1ヶ月経つことが当たり前ではなく、ありがたいことなんだなと思わされましたね。健康で皆で写真を撮れるなんて。赤ん坊も頑張った、親もジジババも頑張った。そんな宮参りだったなぁと思い出します。これからもお祝い事を目標にしつつ、ちゃんと形にできるよう着物屋っぽくしたいですね。

あとこちらの宮詣り着、レンタルもできるようにしようかと思ったりしてます。ご希望とかコメントいただけると、その気になります。よろしくお願いいたします。紋は「抱き茗荷」なのですが、あまり気にしないという方がいらっしゃれば、です。

それではまたー。