5月中旬から夏にかけて、着物はスッキリ着るべき。

着物のこと
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こんばんは。ヒロシです。

梅雨で雨が続きますが、ふと雨が止んで曇りになったりすると今のうちに梅を拾おうと畑へ出て行く。梅が雨でどんどん落ちる。まだそんなに大きくなってない梅もあるもんだから、手摘みできない。落ちた梅をキレイに洗って加工できるかまりこがチェック。ダメなものは処分、残ったものでジャムとか。梅雨、早く入ったからって早く明けないんだってね。

さて、久しぶりに着物のお話。

5月までは従来通りですと「袷(あわせ)」の着物と言われてますが、もう先取りで単衣を着てもいいのかもしれません。TPOに寄ります。これから夏に向かっていくので、着物は暑苦しくなくて、涼しくスッキリ爽やかに着用したいものです。そこで「じゃあスッキリ着物を着るってどういうこと?」ということに向き合ってみようかと思います。

着物はファッションなので自分が着たいものがあればそれを着るのが一番いい。もし「何着たらいいんだろう?」と考えてしまう場合、あくまで主観ですが参考にしてもらえたら幸いです。

花柄より格子。格子より縞。縞より無地。がスッキリ。

着物の柄の話。花柄にもよるけど、花柄より格子がスッキリ見えて、格子より縞がスッキリ見える。

縞の、まっすぐ上から下へ降りる柄ゆきがスッキリ見せる。しかし格子はまっすぐ降りる柄を横線で留めてしまう。ちょっとスッキリが弱い。あと線が太い縞より、細い縞がスッキリ見える。

↑花柄。

↑格子。

↑縞。

縞も、色は濃い目より淡いもの(薄め)がスッキリ。縞の間隔も広い方が涼しげスッキリ。格子の大きさも広く大きい方がスッキリ。風を通してくれそうだから。

花柄と縞を比べたときでも、「淡い花柄」と「濃い目の縞」だと「淡い花柄」の方がスッキリ見えるかもしれない。ものによるので、だいたいの目安にしてもらえたら。

↑淡い花柄。

↑濃い目の縞。

花柄も、柄の詰まったものより柄が離れて間隔がある方がスッキリ。

↑詰まった花柄。

↑間隔のある花柄。

着用する時が、昼間か夜かでも提案したい着物の柄やスッキリ具合も変わってくる。夜は寒々しく見えるのも良くない場合がある。夜は柄が詰まってる方が身を守る感じもして良いかもしれない。昼間の太陽が攻撃するように照りつけるような日であれば、隙間のある柄ものだとスッキリ涼しく見せてくれる。着物を着て外を歩く時間が多ければ「外」を意識した着物がいいけど、室内がメインとなるのであれば、クーラーが効きすぎる部屋だとスッキリ着物がスースー寒く見えてしまうかもしれないとか。着ていく場所、天気、時間帯、色々考えてしまうよね。正解はたぶん「わたしが今一番着たいもの」だろうから細かいことは気にする必要ないけど。

そんなこと考えたりして着物屋してました。今度、5/22(土)は無料着物相談所オープンします。何かご相談あればぜひ。ご予約の方を優先しますよー。→mail@ayarawat.com