壊れたら修理してまた使おう。
最後まで使いきったら、他の用途で使えることはないか、考えて感謝して捨てよう。
捨てるかもしれないと思ったものは買わない。
ものを売る仕事をしてきて、いろんなものを扱ってきた。
値段が高いもの、安いもの、丈夫なもの、長持ちするもの、消えてなくなるもの、
簡単にものを買い、かんたんに捨ててしまう。
かんたんに手に入れて、すぐ捨ててしまうことが辛くなってきた。
これからは使っていて嬉しいもの、長持ちして、壊れたら直して使えるもの、
銅のフライパン、ギャッベ、てぬぐい、ふきん、竹箸、陶器や磁器の食器、
しぜんと食卓や日常使いのものが並ぶ。
こころが豊かになるもの、を扱っていきたい。
永く使いたくなるものたちは、いつでも手に入るものではないことがある。
消えてなくなってしまう場合もある。
それは、ものを作る人が永遠ではないのだ。今だから手に入るものがあって、
それはもう二度と手に入らないのだ。
一生使うつもりで買うのなら、早いほうがいい。
早いほうが永く使えて、すてきな時間が増える。
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