先日、お客さま宅へ寄ったときのこと。
「この間、あの帯を結んで出かけたのよ〜」と
嬉しそうに写真を見せてくれた。
写っていたのは、単衣の着物に
お買い上げ頂いた帯を合わせた着こなしでとてもステキだった。
こんなシーンに出会えることが嬉しい。
誰かの幸せを受け渡し、橋になれた気分。
ほんと生きててよかった〜って思える。
その写真は、どなたかに撮ってもらったものを
タブレットに送ってもらって、それを保存してた。
年輩の方でもスマホやタブレット端末を使いこなすんだなぁと思いながら、
「その写真、僕にもくださいよ〜」と、私のスマホに転送してもらった。
早速それをセブンイレブンの端末で印刷できるアプリでL判の写真に印刷。
一緒にレジで82円切手を買い、車の中にあった封筒とメモ帳と筆ペンを使って
かんたんに手紙を書いて、その写真を同封して、その帯の作り手さんに送った。
作り手さんはアナログでガラケー。
帯を作った人と、
身につけて喜んでいる人を繋ぐ橋みたいなものに
なれるこのアナログ作業もまた嬉しい。
私はその写真の裏に細工をする。
あたかもお客さまが書いたかのように
「日付、場所、単衣の〇〇に合わせて」と。
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