着物を扱うだけで。国際交流できる。
成人式の4日後には鹿児島国際大学へ出張で着付けへ行ってきました。
最近着付けばかりしています。
着物を買う、というより着る需要の方が多いんですね。
いや、私たちがそっちへ向かっているということですね。
鹿児島国際大学へ留学で来日している中国や韓国の子たちが、
中国語で落語をしたり、韓国の男の子はまだ日本に来て一年経ってないのに
日本語を駆使して漫才をしたり。
まぁ驚きました。自然と笑いが出る面白さ。
これは本当にすごいこと。
日本語しか使えない私は、羨ましくもあり、中国語に聞き惚れて
また台湾とか上海とか香港とか行きたいと思いを強くしまして。
まだよく隣の国のこともわかっていない。勉強大事です。
舞台の隣には写真に写っているようにスクリーンがあって、
そこに字幕が出るようにうまく作られていて。
二十歳そこそこの海外の若者の頑張りを見せられて
また親の気持ちのような、というか若者よ、なんと可愛いことか。
頑張る若者、素晴らしく応援したくなりますね。
私たちも美山でお店始めたときは、みなさんに応援されまくったなぁと。
今は逆の立場になってきたなぁと年を重ねたことも感じて。
はじめは大学の先生からのご依頼で
「落語の会を学生がするので、着物レンタルしたい。」
とのことでしたが、先生はいつか着物を作りたいとおっしゃってくださったので、
普段着物のご提案をしながら、久留米絣の無地をお勧めして。
そして学生4人に着せるなら出張しますよ大学まで。
と話が進み、着物や草履など諸々を抱えてまりこの母校へ出向くことに。
ただの着物屋が、こんな企画にまで参加させてもらえることが嬉しいと。
着物屋、いい仕事だね。ってまた思いました。
着物を仕入れて、売って、それの繰り返しだけでなく、
着物を通して、いろんな関わり方ができる自分たちで在る。
今年は、海外着物写真を撮りに旅に出る。はず。
まずは、アジア。
全く喋れない、役に立たない環境で、苦しめ自分。
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