tawaraya

着物を販売しない着物屋です。

着物のこと

着物を全く着ないのに、たくさんタンスに眠ってる着物はどうしたらいいの?

投稿日:2020年9月4日 更新日:

こんにちは。ヒロシです。

たくさんの着物がタンスに眠っていてどうしたらいいかわからない。。

着物屋として動いてると、お客さんからこういった声が聞こえてきます。

今回は着物屋らしく?この問題を取り上げて書いてみます。結論を言いますと「わたしもちゃんとした答えを持ってません。。」なぜなら、お客さんによって提案が変わるからなんですが。とりあえず見ていきましょう。

この問題は、いろんな意味を含んでいるので答えも様々になるんだろうなと。おそらく「ものすごく部屋の中で場所を取っているのに、何も手を出せない着物が邪魔だっ!」と思ってる人が多いんじゃないですかね。全て処分してしまえば、着物タンスも要らなくなるし、部屋のスペースが広がるから最高!もしくは終活してる人なら着物の行き先もちゃんと考えたい。もっと他にも抱えている問題はいろいろありそうな気がしますね。

ミニマリスト思考のわたしはいろいろと手放してきましたので、不要なものを手放すという行為は大賛成です。しかし着物を手放すことは経験がありません。着物屋だからなんでしょうけどね。自分の人生の終わりを見据えたとき最終的にどうするか、深く考える日は必ず来ますのでわたしも着物を手放すつもりで考えていきたいと思います。

 

着物を着ない人に「着ましょうよ!」と言っても仕方ない。

「たくさんの着物がタンスに眠っていてどうしたらいいかわからない。。」に対して、「着てくださいよっ!」「こんな素敵な着物なんだから!」と、まず着物を着ようよって声をかけます。社交辞令的かもしれませんが素直に思ってます(汗)。着物を見ないとわかりませんが、大抵昔の着物って良いものです。もちろん良くないものもあるかもしれませんが、ほとんど良い!あとは、お客さんの本音の部分「着たいのか、着たくないのか」は初見では分からないという理由もありますね。

「着ましょうよ!」に対するお客さんの返答はいろいろあります。「本当に着ないんだよ。」「着たいけど着られないんだよ。」「着たいのに今のわたしはどれが似合うか分からないんだよ。」などを想像します。

他にも「ほとんど着ないから処分したいんだけど、良い着物は取っておきたい。」「着ないんだけど思い入れがある着物もある。けど眠らせたままだと着物が痛みそう。」「こんな眠ってた着物、本当に着られるの?」といろんな疑問や心配事があると思うんですね。

お客さんによって様々なので、一人一人に合わせた取り組み方があります。こんな時はぜひ、わたしのような着物屋に相談してください(宣伝)

ってことで終了にはできませんので、先ほど挙げた返答に対してそれぞれ答えてみます。

  • 「本当に着ないんだよ。」→「着られないのでしたら、身近に着られる方はいませんか?」「他に着られる人へ譲ってはどうですか?
  • 「着たいけど着られないんだよ。」→「着たいならとりあえず一回、着付けの人に着せてもらいましょう。
  • 「着たいのに今のわたしはどれが似合うか分からないんだよ。」→「どれが似合うか、どの時期に着る着物か、全部教えます。わたしを呼んでください。
  • 「ほとんど着ないから処分したいんだけど、良い着物は取っておきたい。」→「1つずつ一緒にチェックしましょう。わたしを呼んでくださいな。
  • 「着ないんだけど思い入れがある着物もある。けど眠らせたままだと着物が痛みそう。」→「例えば七五三の着物や被布に作り替えたりもできますよ。わたし呼んで。
  • 「こんな眠ってた着物、本当に着られるの?」→「直せば着られる可能性高いです。お金はかかりますが、見積もり出しますよー。呼んでくれぃ。

ただの「わたしを呼んで!」な答えになってしまいましたが、プロに見てもらえば納得すると思います。電気のことは電気屋さんに、畳のことは畳屋さんに頼むのと同じです。着物のことは着物屋さんに頼みましょう。もしくは詳しい知り合いの方がいらっしゃれば頼んで見てもらう。一人で解決しようとするとなかなか進まず「もう考えるのやーめた」と投げ出してしまいますよ。

絶対に着ないなら、買取業者にお願いして買い取ってもらう。

着物屋としてはオススメしたくないんですけどね。絶対に着なくて誰にも譲ることができない人は買い取ってもらいましょう。わたしは買取はしませんので、残しておく着物だけ決めるお手伝いをして、あとは買取業者にお任せするという使い方も良いと思います。重要なのは「高く買い取ってもらいたい」などと期待しない方がいいですね。安すぎて売りたくないと言い出したら片付きません。大抵、何十分の一の価格になるようです。着物はハサミを入れたら価値がほとんどなくなると言われるほどです。だからと言って、反物なら価値があるかと言われるとそれも無いです。そもそもの需要が少ないので仕方ありません。

買取業者の選び方もいろいろあるんでしょうが、主に「出張買取」「宅配買取」「持込買取」の3パターンで分けられます。「持込買取」なら自分で着物を運び、買取店舗へ直接持っていく。「出張買取」なら電話かメールで日時を決めて業者さんに自宅へ来てもらう。「宅配買取」なら着物をダンボールに詰めて送って査定してもらう(ダンボールキットを無料で送ってくれるサービスもあるようです)どのサービスも一長一短ありますよね。たくさんの着物があるのなら「出張買取」が気楽ですけどね。なるべく高く買い取ってもらえそうな業者を探すなら、たぶん「中古の売り場を持ってるところは高く買い取りやすい」んじゃないかと想像しますね。実店舗があるところで持込買取をしているところなど、自社で売る仕組みを作ってますから、値段も幅がありそう。シミやダメージがある着物は買い取らないと決めてるところの方がちゃんと値決めしてそう。勝手なイメージですけどね。

バイセルという大手の着物買取のCMを見たことがありますが、調べてみるとバイセルオンライン/中古・リサイクル着物【公式】通販サイトという物販サイトを持っているようです。じっくり価格を見てみれば、おおよその買取価格がわかるかもしれません。シミがあってもとりあえず査定してもらえそうなら査定してもらえばいいかもしれませんね。

 

 

わたしの《着物を残す・残さない》の基準

もしわたしに「着物を振り分けてほしい」と話があれば、たくさんの着物の中から《残す・残さない》を決めるためにまず4つに分けます。

・世間が判断している”良い着物”(例えば大島紬・結城紬など)

・わたしが良くないと判断する着物

・わたしが良い・好きな着物

・わたしが嫌いな着物

と分けます。この時点でお客さんがどの着物に思い入れがあるかは分かりませんので、思い入れがある着物は最優先で残したいと思います。残して他の用途に変える提案をします(七五三や晴れ着など)。あとは、わたしの主観が入って選択することになります。お客さんが礼装を着られそうなら礼装を残すよう提案しますし、礼装は着ずに普段着を着る可能性が高ければ紬などを残すよう提案します。世間が良いと判断している着物は他に誰かに譲りやすいところがあります。わたし自身の好き・嫌いで分けるのは、「わたしのカン」です。一つの目安になるでしょう。

たくさんあると、自分の考えてることがまとまらない。

着物タンスを整理することってまぁ大変です。なんでもそうですが、モノがたくさんあるだけで脳がまとまらなくなります。机の上をキレイにしないと勉強できないようなもんです。着物も一つずつ整理する必要があると思うんですが、着物ってなんか億劫になるんです。。めんどくさいんです。気が滅入るんです。タンスは重いから開けたくないし、着物のたとう紙は大量に入ってるし、でも、もともと買った時は高価だから粗末に扱えないし。。億劫になる要素だらけ。。

着物屋を呼びましょう。販売目的じゃない着物屋を。

なので、一人で取り組むよりもちゃんと日を決めて、二人、三人と人数をかけて取り組んだ方がいいですね。とくに「着物を身内で分けよう!」となれば、分けられる人たちで集まった方がいいです。最も良いのは、わたしのような着物屋を呼んでもらえたら、着物を分けたり着る方法などアドバイスしながら片付きますよ(最後の宣伝)

さて、そんなことで「着物を着ないのに、たくさんの着物がタンスに眠ってる」問題を解決するための考え方を挙げてみました。一人で考えなきゃいけない人は大変ですので、身近に相談できる人がいれば相談して取り組むべきですよ。

わたしは買取りなどはしませんが、相談にのることがお仕事ですのでご相談くださいー。買取は大手業者に任せましょうー。

mail@ayarawat.com までどうぞ〜

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