本当は着物が売りたい!
色々考えてしまって売れなくなってしまっている。
小売業が辛くなってしまって、ただいま放棄している。
いろいろと着物に関する企画を打って販売してきた。
お客さんに買っていただけることがものすごく嬉しい。ありがたい。
だんだん私たちが販売する必要があるのか?と考えるようになった。
いろんな売り場があって、ネットでも実店舗でも競争しまくっていて。
こんなにモノが溢れているのに、売らないと生きていけないサイクルの中にいる。
お客さんを喜ばせることができると思って、
こんな帯や浴衣があるよ〜と紹介してきた。
でも、私たちが紹介せずともネットで紹介され、私たちが販売するより
価格も安くで買うことができるのだ。
こんなことがどんどん進んでいくことに対しては
自然の流れだとしか思わないからいいんだけど。
それを知ってしまってからは、
お客さんに損をさせてしまうと気づいた。
もうやめてしまって、
人手の足りない業種へシフトした方がいいんだろうけど。
まだもがいて小売業を続けたい。
小売業に未来はあるんだろうか?
ってほどにでっかい店でもないんだけど。
小さいなりに自由に生きる方法をとる。
小さく小売業を続けるにあたって、
私たちはまず、販売するものを絞ろう。
1.ネットには出てこない商品。を提案しよう。
2.ネットに出てたとしても、同じ価格で販売できる商品。を提案しよう。
3.まだこの世にない商品を提案しよう。(完全オリジナル品)
とすれば、扱う商品は今までよりも減ってしまう。
それなら販売する期間も絞る。(働く期間も絞る。)
<毎日、着物のことを相談できる店として店を開けていてもいいけど
いつ誰が来るかわからない場所でずっと待っているのは、時間が勿体無い。>
<今の時代なら、必要なとき電話やメールで約束がすぐ出来るんだから、
約束をして、お客さんが必要としてくれた時にだけ会う。>
<企画展の開催の時は、みなさんにお知らせして、その期間は誰でも会えるように>
で、それでも時間は空く。
次の新しいことを始めなきゃいけない。
次の時代にも選ばれたいから。
でも次に選ばれるのは、着物屋としてじゃなくてもいい。
着物も扱える、デザインもできる、写真も撮る、
草刈りもする、部屋掃除もする、絵も描く、金継ぎもする、
器も作れる、畑も耕す、
といういろんな武器を持った私たちが選ばれるように種をまく。
新しいこと、何しようかな。
その前に、お客さんに必要とされたい〜!誰か呼んでくれ〜!
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