tawaraya

着物を販売しない着物屋です。

着物のこと

デザイナーって芸術家だと勘違いされてそうなときがある

投稿日:2017年8月26日 更新日:

f:id:ayarawat:20170804184502j:plain

 

デザインするっていうことがなかなか分かってもらえないと感じる。

 

デザインする人は、自分の思いで好きな作品を作り出す芸術家のように

 

思われてそうな場面がある。

 

私はなるだけ自然に、作為なく、と思ってる人間でして、

 

芸術家のように「この世に何か生み出したい」とか思わないタイプでして。

 

(もちろん様々な芸術家がいらっしゃるので、一括りにするつもりありましぇん。)

 

私の場合、デザインは、クライアントがいて、クライアントのお客さんがいて、

 

その人たちが喜ぶものに仕上げていくような感覚です。

 

自分の店の広告物を作るにしても、自分の好きなようには作らないです。

 

その広告物を喜ぶのは、自分の店のお客さんなので。

 

なので、デザインは基本的に「与えられた材料で、組み立てて完成させる」ものと

 

基本的に思ってまして。

 

なので「おまかせするから自由に作って欲しい」という感覚で人から依頼が

 

あると非常に困ります。

 

誰のためにつくるのか、何のために作るのか、

 

依頼者が考えていなければならない。と思います。

 

自由に作っていいと言われて作っていったら、

 

こうではないと言われたりして。逆にこんな感じにしてって言われたりとか。

 

叩き台として作ったわけじゃないんだけどな〜と思いながら

 

また話を聞いて依頼者の意向を汲み取る努力をします。

 

私の場合は、自分の個性はデザインに全く出したくないのです。

 

全く出さないように制作したとしても、私が出てしまうのです。

 

私が制作してしまうので、私の個性が出てしまう。

 

そのくらいの出方でいいと思っています。

 

私が着物屋だから培われた感覚があったり、

 

茶道や能を経験したから培われた感覚もあったり、

 

私の根っこにある几帳面だけど大雑把な性格やネガティブ思考などもブレンドされて、

 

私のデザインは「個性を完全に消したつもり」で生み出されます。

 

ものを生み出す人の中には、「我」無しの人もいるってことを、

 

デザインって材料があるからできること、そう思ってることを知って欲しいし、

 

自分で伝えていかないといけないんだなぁって思うところです。

 





-着物のこと

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

no image

作り手には、伝えたい何かが、力が大きい。

ただいま西陣坐佐織の企画展を開催中。月曜まで。   9月にお会いしたばかりの佐竹さんに会う。 相変わらず元気で、出てくる言葉や会場で起こる事象が神がかる。 福の神のように、お客様を感動させたり、冗談を …

着物で家事

リオオリンピックの閉会式でみた 東京プレゼンテーションが本当にかっこ良くて 何度も見返してしまいます。 2020年なんて数字を見ると未来的におもっていたけどもうすぐなんですね。 日本人を改めて意識する …

no image

ほんとに必要なモノは誰でもネットで探せる時代

  鍼灸院通いのためか、身体が重くだるい日が続いている。   もう2ヶ月ほど働いていないんじゃないかと思っている。   こないだの美山窯元祭りが4日間あって、ギックリ腰の …

誰のためにでもは働かない

マイナス思考の自分が、ここ最近は上向きだ。   気持ちが上向きだ。これは旅のおかげだ。   2泊3日の旅をしてきた。気のおける友達と。   こんな大人になって、大学生の卒 …

デザインのお仕事も。

  ここずーっとデザインのお仕事が頭の中にいる。   いつもどこか片隅にありながら、生活する。     常に考えているわけでなく。   晴れの日に漠然 …




最近のコメント

アーカイブ