今週末、9/9~9/11まで天文館で
呉服展示会がありまして、私たちも参加しています。
モノとして売りたいものが見つからない中、
年に数回あるこの時だけは売りたいものがあるっ。
佐竹さんという京都西陣の帯屋さんの帯です。
もしかしたら今後は、この方の帯しか販売しないかもしれない。
なぜ、そんなにオススメできるのか。挙げてみました。
1.センスが素晴らしい。
→ただ単に私好みなだけかもしれませんが、
紋様や植物の古典的な由来を押さえながら
現代の色使いで表現されたテーマの奥にちゃんと物語がある。
帯だけが際立つのでなく、
着物姿トータルで上品に仕上がるように
帯のポジションをうまく捉えている、と感じる。
2. 作り手が歴史も美術も勉強しまくり。
→佐竹さんの好奇心がハンパない。
次から次に頭が多方面へ飛んでいく。
約10年前から活動を見ていますが、
活動力と発想と人間のデカさに
毎度「会いたくないなぁ」と思わされる。
自分の未熟さをガツンと見せつけられるのがほんと嫌。
佐竹さんの口から出てくる帯の話や歴史の話が引き込まれるほど面白い。
3.ちゃんと現代の呉服業界でも評価されているのがわかるところ。
→今発売中の着物関連雑誌(2000円くらいするやつ)にも
毎度掲載されているのを見ると、あまり雑誌とかに
載ってるからすごいとか思わないのですが、裏話を聞かされるとまた面白いのです。
(この雑誌によく掲載されています↓)
佐竹さんの礼装に使える帯が、現代的で古臭くなくて素敵なんです。
昔みたいに重たくなくて身につけて楽な帯です。
多くの人に最低1本は持って欲しい帯たちがたくさんやってきます。
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