ただいま西陣坐佐織の企画展を開催中。月曜まで。
9月にお会いしたばかりの佐竹さんに会う。
相変わらず元気で、出てくる言葉や会場で起こる事象が神がかる。
福の神のように、お客様を感動させたり、冗談を言って笑わせたり、
知識と経験と、今の私では対峙することのない様々な現場を、
戦いの場を生きぬいてきた、今もそうしてる、と。
70を迎えなお、若者になんぞ負けるかぃ、が伝わってくる。
エネルギーの総量が違う。と、度々感じてきたが、
作品を作り出すという「エネルギー」は、自分にはない。
作品を作り出したいと思ったことは何度もあるが、形にならない。
今回で確信したが、「エネルギー」のある人が作品を生み出す。
今まで何百と制作してきた人に備わっている、
もしくは制作する過程で、備わった「エネルギー」。
その「エネルギー」が、その人を通して、生み出した ”もの” に宿る。
そして、生み出された”もの” は、生み出した人と、繋がり続ける。
生み出して終わり、でなく、見えない糸で繋がり続ける。
”もの” は、お客様の元へ行く。
すると、生み出した人の「エネルギー」が送り込まれる、ような気がする。
「エネルギー」の総量が大きいから、
全国へ、たくさんの見えない糸を繋ぎ、送り続ける。
帯で例えると、「背中を押してくれる。」「一緒に頑張ろう。」
身につけて、自信を持って、着姿にうつる。
その姿を見る周りも幸せになる。
作品を生み出す人は、魅了する「エネルギー」が備わっている。
いや、なくてはならないんだと思う。
私も魅了された一人で、
今は、できるだけ多くの人にその「エネルギー」に触れて欲しいと願う。
今は当たり前に用意できる環境だとしても、
私の微力ではいつまでも続けられないのだ。
ただ 一度繋がると、
永遠に「エネルギー」は分けてもらえる。
消費されるモノと違う。ただ煌びやかなだけでない。
目に見えない大きな「エネルギー」まで頂いてほしい。
コメント